家に虫を寄せ付けない害虫対策!おすすめの駆除・予防方法を解説

家に虫を寄せ付けない方法や、家の中に虫を入れない対策方法、おすすめの害虫対策グッズを紹介します。家に出てきやすい害虫の特徴もあわせて解説。

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家に出てきやすい害虫を不衛生な害虫、人体に影響のある害虫、不快な害虫、住宅に影響のある害虫と4タイプに分けて紹介します。

不衛生な害虫

  • ゴキブリ
  • ハエ
  • コバエ

ハエやコバエ、ゴキブリは不快になるだけでなく、病原菌を運んでくることもあり、これらの害虫が触れた食品を謝って食べると食中毒になる恐れがあります。

また、ゴキブリの死骸やふんはアレルゲンにもなり、アレルギー反応が出る可能性もあります。

人体に影響のある害虫

  • ダニ
  • ノミ
  • ハチ
  • ムカデ

ダニやノミ、蚊などの害虫は人を噛んだり、吸血したりします。噛まれたり吸血されると、かゆみや腫れ、炎症を起こすことがあります。また、ダニや蚊も病気を媒介する害虫なので、注意が必要です。そして、ダニの死骸やふんもアレルギーを引き起こす原因となります。

また、
ハチやムカデは毒を持っており、人を刺すこともあるので、とても危険な害虫の一種でもあります。

不快な害虫

人に不快感を与える害虫として、クロアリやクモ、ゲジゲジなどがいます。クモやゲジゲジは他の害虫を食べる益虫ではありますが、見た目から不快な害虫とされています。また、クロアリは食べ物に集まったりすることがあるため、不快な害虫の一種です。

住宅に影響を与える害虫

  • シロアリ

シロアリは毒はなく、刺したり噛んだりはしませんが、住宅の土台や柱、天井裏などの木材を食害して、建物の耐久性を低下させる恐れがあります。また、シロアリは断熱材なども食害するため、室内の温度が外気の影響を受けやすくなります。

自分でできる害虫対策の基本的なポイント5つ

どの害虫対策でも共通する基本的なポイントを5つ紹介します。害虫を家の中に入れないためにもポイントをおさえておきましょう。

【1】家の中を清潔に保ち、こまめに換気する

多くの害虫は、不衛生な環境を好みます。家の中を整えて、不要な物は早めに処分しましょう。また、湿度が高いと害虫が発生しやすくなるので、こまめに換気を行って家の中の風通しをよくするのも効果的です。

【2】室内へ繋がる隙間を作らない

害虫は少しの隙間からでも家の中に侵入してきます。とくに、窓や玄関などから侵入しやすいです。窓を開けるときには網戸を使うようにして、穴が空いていれば早めに直しておきましょう。玄関には害虫の嫌う成分が含まれた薬剤を散布するのもおすすめです。

【3】ベランダや庭は定期的に掃除する

ベランダや庭にゴミを放置していたり、植物が多いと害虫が集まりやすくなるので、ゴミは処分し、雑草は除草しましょう。

植物を育てている場合には、ベランダに植物を直置きするのではなく、台に乗せて日当たりと風通しのいい場所に置いておくのがおすすめです。

また、ハチはベランダや庭に巣を作りやすいので、定期的に巣がないかチェックしておきましょう。

【4】夜の洗濯物は部屋干しにする

夜に洗濯物を外に干すと、洗剤の香りや水分に反応して害虫を引き寄せてしまう可能性があります。そして、洗濯物についた害虫を知らない間に家の中に入れてしまうこともあるので、夜間に洗濯したときは、部屋干しにするのがおすすめです。

【5】害虫対策グッズを使用する

害虫を駆除・予防をするなら、害虫対策グッズを使用するのもよいでしょう。害虫対策グッズには、駆除に特化した商品や予防を行うタイプ、駆除・予防どちらもできるタイプとあるので、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

不衛生な害虫の駆除対策

  • ゴキブリ
  • ハエ・コバエ

ここでは、不衛生な害虫であるゴキブリやハエ・コバエの駆除対策を紹介します。

ゴキブリ

ゴキブリは梅雨時期に繁殖期を迎えるため、5〜6月前には対策するのが大切です。

不衛生で高温多湿な環境をゴキブリは好むため、日頃からこまめに掃除するのが大切。とくに、冷蔵庫の裏やガスコンロの下の隙間などにゴミが溜まりやすく、ゴキブリが住み着きやすいので、定期的に掃除しましょう。

また、くん煙剤を使用したときには、2〜3週間後にもう一度くん煙剤を使用すると効果的です。そして、ゴキブリの侵入経路となる、ベランダや玄関の近くに毒餌を置いたり、通り道にまくだけで駆除ができる殺虫剤などを活用するのもよいでしょう。

ハエ・コバエ

ハエやコバエは、生ゴミや便などを餌とする害虫です。ハエやコバエ対策には、生ゴミはそのままにせずにすぐ処分するようにしましょう。

また、フタ付きのゴミ箱に変えたり、使った食器はすぐに洗って水分を残さないようにすることも大切です。

ハエやコバエが数匹程度であれば殺虫剤を使用するのもおすすめですが、大量発生時にはハエを寄せ付けて逃がさないトラップなどの商品を使う方法もあります。

人体に影響のある害虫の駆除対策

  • ダニ・ノミ
  • ハチ
  • ムカデ

ここでは、ダニ・ノミ、蚊、ハチ、ムカデの駆除対策方法を紹介します。

ダニ・ノミ

ダニはフケや垢、ホコリなどを餌としているので、定期的に部屋を掃除して、布団やマットレスは洗濯したり、天日干ししましょう。湿度が高いと発生しやすくなるため、換気をして部屋の風通しをよくするのもおすすめ。

ノミはペットや野生動物に寄生する害虫で、7〜9月頃に発生しやすいです。ペットを定期的にシャンプーしたり、ペットの寝床は清潔に保つようにしましょう。

ダニ・ノミの駆除に有効なくん煙剤は1〜4月頃と11〜12月頃の時期には2ヶ月に1回、5〜10月は1ヶ月に1回使用するのが理想的。駆除剤を使用後にはフンや死骸が残ってしまうので、掃除機や布団クリーナーなどで掃除すると効果的です。

また、ダニの一種であるマダニの場合、人やペットに噛みつき、吸血します。マダニは病気を媒介することもあるので、マダニがいそうな自然の多い場所では虫除けスプレーを使用し、肌の露出を控えるようにしましょう。

蚊は普段、花の蜜などを吸っていますが、メスは産卵期に入ると栄養をとるために人や動物を吸血します。蚊は病気を媒介することもあるので、注意が必要な害虫です。

蚊取り製品や駆除剤を使用したり、屋外への外出時には虫除けスプレーを使って予防するのもおすすめ。また、蚊は水溜りがあれば卵を産みつけて孵化するため、庭やベランダに水溜りを作らないようにしましょう。

そして、換気をするときには、蚊が家の中に侵入しないように網戸を使うのも効果的です。

ハチ

ミツバチは一度毒針を使うと息絶えますが、フェロモンを出すことで、他のミツバチが集団で襲ってくることがあります。また、攻撃性の高いスズメバチは何度も毒針を刺すことができるため危険です。スズメバチに遭遇しても、大きな音を出したり、大きな動きで追い払おうとせずに、静かにその場を去るようにしましょう。

自然の多い場所にはハチがいる可能性が高く、黒色の物に反応しやすいので、できるだけ白色の服を着用するのがおすすめです。

そして、ハチの巣を見つけても近づかないようにしましょう。もし、自宅に巣があっても自分で駆除するのは危険なため、専門業者に依頼してください。駆除以降は、巣を作らせないように、ハチの嫌いな成分を含んだ薬剤を散布するのもおすすめです。

ムカデ

ムカデは攻撃性が高く、刺されると炎症を引き起こします。ムカデは餌であるネズミや昆虫を探して家の中に侵入してくることがあるので、まずはムカデの餌となるネズミや虫対策するのがおすすめです

家の周りにムカデを寄せ付けない薬剤をまいたり、ムカデが入ってきそうな隙間を埋めるようにしましょう。

また、ムカデは死んだように見えても動くことがあるので、素手で触るのは危険です。なるべく触らないようにして処分しましょう。

不快な害虫の対策

  • クモ
  • ゲジゲジ
  • クロアリ

ここでは、クモ、ゲジゲジ、クロアリの不快な害虫対策を紹介します。

クモ

クモには巣を張って他の害虫を捕獲する種類や、徘徊して他の害虫を狩猟する種類などがいます。

害虫を食べてくれる益虫としても知られていますが、外来種で毒を持つセアカゴケグモも増えているので要注意です。

クモ対策には、巣を張る前にクモが嫌う成分の含まれた薬剤を散布したり、クモ専用の駆除剤などを使用するのもおすすめ。

ゲジゲジ

ゲジゲジには毒はありませんが、見た目から不快と感じる人もいます。ゲジゲジはゴキブリやハエなどを捕食してくれる益虫ですが、ゲジゲジがいるということはゴキブリなどの害虫がいるということです。

まずは、餌となるゴキブリやハエなどの害虫対策を行うようにしましょう。ゲジゲジの苦手な成分を含んだ忌避(きひ)剤を活用するのもおすすめです。

クロアリ

クロアリは食べ物や電気の明かりなどに引き寄せられて、家の中に侵入してきます。クロアリのなかには、食べ物だけでなく、電化製品の隙間などに巣を作る種類もおり、故障の原因になることもあります。駆除剤や毒餌、忌避剤などを使用して対策しましょう。

住宅に影響のある害虫の対策

  • シロアリ

こでは、住宅に影響を与えるシロアリの対策について紹介します。

シロアリ

シロアリは高温多湿な場所に発生しやすく、建物の土台となる基礎や柱などの木材を食害する害虫です。食害された木材は中身がスカスカになり、建物の耐久性や耐震性を低下させる恐れがあります。

シロアリを自分で駆除するのは難しいので、専門業者に駆除や予防を行ってもらうのがおすすめです。

エアコンの害虫対策

  • エアコンに防虫キャップをつける
  • 隙間はエアコンパテで埋める
  • フィルターは定期的に掃除する

エアコンはゴキブリやダニが発生しやすい場所です。ゴキブリがドレンホースから侵入してこないように、防虫キャップを取り付けましょう。防虫キャップは通販やホームセンター、100均でも売られています。

また、エアコンと室外機をつなぐ配管や配線を通している穴に隙間があれば、エコアンパテで埋めましょう。

フィルター掃除も定期的に行い、ダニやゴキブリを寄せ付けないように日頃から対策しておくのも大切です。

引越ししたときの害虫対策

  • くん煙剤などの忌避剤を使う
  • 侵入経路を塞ぐ

引越ししたときには、荷物が少ないうちに害虫対策を行いましょう。まずは、くん煙剤などを使用して害虫の駆除・予防するのがおすすめ。くん煙剤は使用後、2〜3週間後にもう一度使用するとより効果的です。また、侵入してきそうな隙間には防虫ネットなどを張り、害虫の侵入を防ぎましょう。

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